意味のある言葉をしゃべり始めるようになる1歳後半から2,3歳の子供。日々の暮らしの中で子供はちゃんと返事や挨拶をしていますか?
大人になるとどうしても「ありがとう」や「ごめんなさい」って、言わなきゃって場面ほどなかなか素直に言えないなんてことも多いのではないでしょうか。
でも自分の子供にはしっかりと「ごめんなさい」や「ありがとう」が言えるようになって欲しい。だけどどうやって子供にしつけていいか分からない!
今回の記事は、そんな子供への「ごめんなさい」の教え方に悩んでいる方にお届けする記事になっています!自分の子供が大人になってからもしっかりとのでお礼や謝罪が言える素敵な大人になって欲しいと思ってるなら必読ですw
まずは共感!それから説明!
娘A「こんにちはっ!!!」
近所のお婆ちゃん「あらこんにちは」
近婆「偉いね~」
娘A「おはようございます!」
近爺「ちゃんと挨拶出来るんだ」
ここ最近、娘Aは会う人、会う人に挨拶をするのがブームになっているらしく、この間も近くの公園に行ったときに全く会ったことのないお友達のお母さんにも挨拶をしていました。
それにつられて娘Bも見よう見まねで挨拶をしますw
娘B「ちわ~」
娘B「はよ~」
ちわ~ってどこの三河屋さん(サザエさん)ですかwちょっと前までいくらちゃんだったくせにwそんな娘達の成長を感じられる一方で、最近の娘Aにちょっと困っています。
既に日常茶飯事と化しているのですが、最近しょっちゅう娘Aと娘Bで喧嘩をするのです。
大体は娘Bが持っているおもちゃを娘Aが取り上げたり、娘Aが持っているおもちゃに興味を示した娘Bが近づいていくと、「ダメ!」と言って突飛ばしたり、蹴ったりしてしまうのです!兄妹・姉妹なら当たり前のように繰り広げられている光景だとは思いますが、私が困っているのはその後なんです!
私「こら!蹴っちゃダメでしょ!」
娘A「だって!Bが来るから」
私「ごめんなさいは!?」
娘A「・・・・」
頑なに謝ろうとしないのです!いくら言っても言う事を聞かず、最後には結構きつく叱ってようやく謝るといった感じなのですが、皆さんのお子さんはどうでしょうか?
そもそも、挨拶はしっかり出来るのになんで素直に謝れないんでしょうか?少し気になったので自分なりに調べてみました。
2,3歳児は「ごめんなさい」が分からない
2,3歳児は言ってみれば赤ちゃんを卒業したてで、ある程度大人の言っている事を理解はでき、コミュニケーションも取れるものの、まだ善悪の区別がつかないとっても難しいお年頃!
2,3歳児の行動の原理は基本的に「アレしたい、コレしたい」=「よしやろう」なので、例え妹が遊んでいるオモチャでも、「それで遊びたい」=「寄越せ!」なんですw
そこに善悪の区別はなく、やりたいからやったという非常にシンプルな思考なんですね(汗)当然悪いことをしたという認識はないので、親から怒られてもなんで怒られているのか分からないので謝れないんです。
そこで一番やっちゃいけないのは「謝罪を強要すること」です!がっつり私はやってしまっていましたが・・・。
大人の心理としては、「問題を早く収束したい」「非があるのだから謝らせなきゃ」という心理になるので「ごめんなさいは?」と言いがちですが、そこで親が取るべき行動は謝らせるのではなく「何が悪かったのかを説明する」ことなんです!
善悪の区別がつかない子供にいくら謝らせようとしても、そもそも悪い事したと思ってないわけですから、先ほどの我が家の例をあげるのならば
私「なんで蹴ったの?」
娘A「だってBが来るから」
私「1人で遊びたかったんだよね」(共感)
私「でも蹴ったら痛いよ?」(説明)
私「娘Aも蹴られたら嫌だよね?」(説明)
私「だから蹴ったらダメだよ」(説明)
とすれば良かった訳です。だいぶプロセスが増えてメンドクセっ!!って正直思いますけどw小さい子に大人と同じように最低限の言葉で理解してもらう事なんて出来ないので、しっかりとやっちゃいけない理由を説明してあげたうえで、だから「ごめんなさい」って言わなきゃいけないんだよと教える必要があるんです!
ここで「ごめんなさい」をただ強要してしまうと、善悪の区別がつくようになる年ごろになっても自分が悪いと分かっていても、意地を張って素直に謝れないなんてことになりかねませんので注意が必要です。
相手を思いやる気持ち
「ごめんなさい」って大人でもなかなか素直に言えない言葉だと思います。
でもこの「ごめんなさい」の言葉の裏にあるものは、相手に対して「悪い事したなぁ」「悲しませちゃたなぁ」という相手を思いやる気持ちなので、親が子供に教えるべきなのは「ごめんなさい」という言葉自体ではなく、相手を思いやる気持ちをこそ教えるべきなのではないでしょうか?
相手を思いやれる気持ちをしっかりと育ててあげれば、自分がされて嬉しい事であればそれを相手に伝えようという気持ちも芽生え、素直に「ありがとう」の言葉も言えるようになるのではと私は思いました。
誰かに「ありがとう」という気持ちを伝えられて嬉しくない人なんていないですよね。自分の子供たちにも「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える素敵な大人になってもらう為にも、子供たちの思いやりの気持ちをしっかりと育てていきましょう☆
終わり・・・
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