普段子供と接していると、自分がとっている行動が『甘やかし』なのか『甘えさせ』ているのかわからない時があります。子供から甘えられれば嬉しいし、出来るだけ子供の希望にそってあげたいと思うのが親心ですよね。
でも何でもかんでもやってあげてしまえば、将来自分では何も出来ない大人になってしまうのではないか?逆に厳しくしすぎれば、自分に自信の持てない大人になってしまうのではないか?皆さんも、そんな悩み・不安を抱えながら子育てを行っている事と思います。
今回は、そんな悩みの種である『甘やかし』と『甘えさせ』について書いていこうと思っておりますので、記事を読みながら自分はどうだろうと考えてみて下さい。
上手に『甘えさせて』促す自立心
娘A「ねぇママあれどこ~」
奥「知らないよ、自分で探しなさい」
娘A「ママ探して~」
奥「自分でしまったんでしょ!」
普段の我が家の様子です(汗)このように自分でしまったおもちゃがどこにあるか分からないと、すぐにこうやって私や奥さんに探させようとしてきます。また時には・・・。
私「ほらもうすぐご飯だから片付けて」
娘A「パパ片づけて~」
私「遊んだのは娘Aでしょ!片付けなさい」
娘A「出来ない~」
私「出来るでしょ!」
娘A「じゃあ手伝って」
手伝えば自分でも片づけるならいいかと、手伝い始めると結局片づけるのは私ばかりで娘Aは真面目に片づけず、遊んでばかり!(怒)この状態になると、いくら言っても言う事を聞かず、言いすぎれば泣き出してしまい余計に片づけが出来なくなって、最終的にはやっぱり私や奥さんが片付けをしてしまう・・・これって『甘やかし』ですかね?
そしてまたある時には・・・。
娘A「パパのうえに乗る~」
娘B「パッパ!」
私「君たち、パパご飯食べたいんだけど?」
仕事から帰ってきた私がご飯を食べようとしたときに、膝の上に乗ってくる娘達w可愛いよ可愛いんだけどね・・・パパはご飯を食べたいの(泣)終いには・・・。
奥「ほらもう寝るよ~」
娘A「パパ送ってって~」
私「いやだからご飯・・・」
娘A「・・・」(´;ω;`)ウッ…
そんな泣きそうな目で見ながら抱っこをせがまれたら断れないじゃないか!!分かりましたよ!寝室までお送り致します!
最近このパターンばっかりだなぁ・・・滅茶苦茶甘えてくるな!娘A!!
『甘やかし』と『甘えさせ』の違い
・『甘やかし』
甘やかしとは自分で出来ることをやらずに、親がやってあげてしまう事。別な言い方をするならば「過保護」や「過干渉」といったところですね。
この過保護や過干渉が過ぎると、難しいことはすぐに投げ出してしまい、難しいことに挑戦しようという『チャレンジ精神』が育ちません。又、自分がやらなくても誰かがやってくれるだろうと他力本願で、自立心の無い大人になってしまいます!
子供が出来る事をやろうとしない場合は、心を鬼にしてしっかりと自分でやるように促しましょう。このときは頭ごなしに怒ったり無理やりやらせるのではなく、しっかりと子供の言い分を聞いて、共感してあげたうえで、子供の目を見て『言い聞かせ』ましょう。
もちろん自分で出来た後はしっかりと「褒める」事が重要ですので、忙しくても手を止め子供の頭を撫でるなどしてスキンシップを取ってあげながら「褒めて」あげれば、出来たことに対する喜びとなり、次も自分でやろうという自立心が芽生えてきますよ♪
・『甘えさせ』
子供がピタッとくっついて来たり、「ねぇねぇ見て~」などと言ってきた場合は、しっかりと応えてあげましょう。このような行動を子供がしてきた場合、「ぼく・私の事好き?」と親の愛情を確認し求めてきている証拠です!
心理的・情緒的な欲求である『甘え」にしっかりと応えてあげれば、「自分は愛されている」と子供は感じることが出来、自己肯定へと繋がります。
自分に自信がある子供は、「やれば出来る」とチャレンジ精神が旺盛になり、早くに自立できるようにもなります。
又、自己を肯定出来る(自分を愛せる)子供は、自身の周りの人も愛する(優しくする)ことが出来るようになりますので将来、円満な人間関係を構築出来るようになりますね☆
逆に「甘えさせ」ず、怒ったり、無視したりと冷たく突き放してしまうと自己肯定感が無くなり自信の喪失、イライラ、不安、怒りや不満などを心に抱えるようになり、周りへの攻撃的でわがままな行動をとるようになったりします。
是非、子供の「甘え」にはガンガン応えてあげて下さい。逆に「甘やかし」はしないようにしてしっかりと子供の自立心を育ててあげましょう!
という事で、『甘やかし』と『甘えさせ』の違いは分かりましたでしょうか?又、ご家庭で子供たちが『甘え』て来た時に、皆さんはちゃんと『甘えさせ』ていますか?
この小さいときの『甘え』にもちゃんと意味はあるのがお分かり頂けたと思いますし、『甘やかす』ことがどれだけ悪影響なのかもご理解頂けたのではないでしょうか。
私もつい、『甘え』て来た時に突き放してしまったりすることがあったので、これからはしっかりと『甘えさせて』あげようと思っています(出来る範囲でw)。
可愛くも小憎たらしい子供たちが『甘え』ることで成長出来るなら私の夕飯が遅くなって、太ってしまう事ぐらい些細な事ですよ・・・ハハッ(´▽`)
以上!!
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